セイタカシギ


2006年06月10日





 NO73


○ 岩波書店、広辞苑、第四版 

せいたか・しぎ〔背高鷸〕チドリ目セイタカシギ科の鳥の総称。また、その一種。ハトより大きく脚が非常に長い。世界の全大陸に七種が分布。日本にはセイタガシギとソリハシセイタカシギが渡来。近年東京湾などの埋立地で繁殖。




○ 講談社、日本語大辞典

 せいたか・しぎ〔背高鷸〕脚がきわめて長いセイタカシギ科の鳥。翼長約24cm。(圭一註、全長37cm)背面は緑黒色。腹面は白い。淡水域を好み、小昆虫やゴカイ類を捕食。全世界の温帯・熱帯に分布するが、日本では迷鳥。

 


圭一、共代の(セイタガシギ) 観察記

 昔の池島を知る人達は随分環境が悪化したという。それでも今の池島に珍しい水鳥が訪れることがある。でも池島に訪れる数はしれている。でも私達にとっては勉強になる。他に水鳥が飛来する所がほとんどないからである

 

 昨年のオグロシギに続いて本年(2006年)はセイタカシギ1羽が飛来。池島に来てくれるということは全国的に飛来が例年より多いということもいえる。  5月24日、TAさんの掲示板を見ていると、セイタカシギが出ていた。翌25日池島へ行ってTAさんに電話した。自宅におられ、出る所とのことだった。教えていただいた場所へ行くと田の中にいるセイタカシギを見ることが出来た。



 その内にTAさんが来られ、他に顔なじみの方々も来て総勢10名ほどでの観察となった。  セイタカシギは田植えおわった所、まだの所、田植えしている所などをゆっくり移動し、時に近くに来てくれた。ケリのつがいと幼鳥1羽のいる所に行っては威嚇されていた。でも何度でも行く所は何かおかしかった。



 結局セイタカシギは2日間だけの滞在であった。でも1日たっぷり観察出来てとても気分がよかった。ほとんど動かないで、他にコチドリ、ツバメ、ケリ、タマシギなどの姿を見ることが出来、本当によい1日だった