コサギ


2006年12月05日





岩波書店 広辞苑 第四版

 こ・さぎ〔小鷺〕サギ亜目の鳥。カラスより少し大きく、全長約60cm。全身純白で、いわゆるシラサギの一。足指は黄色で、繁殖期には後頭に長い冠羽、肩から長い蓑毛(みのげ)が伸び美しい装飾羽がそろう。竹林・松林などに集団で営巣・繁殖。川や湖沼で小魚を捕食する。




講談社 日本語大辞典

 こ・さぎ〔小鷺〕サギ科の鳥。全長約60cm。日本のシラサギ類では最小。全身白色で嘴(くちばし)・脚が黒い。繁殖期には頭と背中の長い飾り羽が生える。水田・湿地にすみ、魚貝・カエルなどを捕食。本州以南で留鳥。埼玉や山口で生息しているものは天然記念物。




圭一、共代の(コサギ)観察記

 コサギは留鳥だそうである。留鳥というと同じような所で一年中見られそうだと錯覚しがちであるが、枚岡地区では繁殖期はまず見られない。子育て期間も含めると4月後半から夏の終わり頃まで不在のことが多い。
 コサギの楽しい行動としては片足をどじょうすくいの時のように動かし下の餌になるものを追い出して捕食する。他の鳥達にはあまり見られない行動をする。



 コサギというと随分小さいという印象があるが、全長60cm前後で、結構大きい。チュウサギ70cm前後、ダイサギは90cm前後に較べてもそんなに小さいとは感じない。同じようの所にいた場合は大きさの違いはよくわかるが、チュウサギなど遠くで見る場合が多く、コサギは間近に見られるので、そんなに小さいとは思わないことが多い。

 コサギは一年を通じて嘴は黒っぽく足も黒い。足首から下の趾(シ)といわれる部分は黄色である特徴もある。