ヤマドリ


2007年01月20日





 NO83

 岩波書店、広辞苑、第四版 

 
 やま・どり〔山鳥〕Aキジの一種。キジよりやや大きく、全体光沢がある赤銅(しゃくどう)色で、背・胸・腹には黒白の斑がある。尾羽はきわめて長く、竹節状の横帯がある。顔の大部分は裸で赤色。雌は雄にくらべて地味で、尾羽は短い。日本特産種で本州・四国・九州の山林にすみ、猟鳥としても珍重。雄は翼で胸をうち「どどど」と音を出し、これを「ほろを打つ」という。<季・春>




講談社,日本語大辞典

 やま・どり〔山鳥〕A山林にすむキジ科の鳥。日本特産。翼長約23cm。(圭一註、全長♂125cm、♀55cm)雄は全身赤褐色で、尾は長く45cm〜1m。習性はキジに似る。猟鳥。本州・四国・九州に分布。




圭一、共代の(ヤマドリ) 観察記

 以前金剛山へ行った時、しゃくなげの道でヤマドリ♂をチラリと見たことがある。その後、同じ金剛山の地蔵峠で♀ばかり3羽がいた。いずれも見ただけであった。

 昨年末、ハイキングした人がヤマドリを見たという情報があった。でもたまに歩いても出会えるとは思っていなかった。12月30日、神津嶽、慈光寺経由であじさい園まで歩いた。あじさい園は静まりかえっていた。少し気落ちして帰る途中、がけ崩れ防止工事が終わったばかりの所通りすぎたあたりでルリビタキのこもったような声を聞いて足をとめた。♀が姿を見せた。写そうとした時、すぐ上にイカルの群れがまいおりてきた。その様子を見ていた時、すぐうしろで大きな羽ばたきの音が聞こえた。ふりかえると樹の繁った中で大きな鳥が見えた。暗いのであわててISO800にかえたと同時にその鳥が管理道に出て来た。ヤマドリである。ズーム300mmなのに余りにも近い距離なので全身がはいらない。とにかくシャッターを切りまくった。ゆっくりと道を横切り反対側にもぐって行ってしまった。

 今回の観察は一過性だと思っていたが、その後この近辺でペアで見た人もいて今後も見られる可能性があるかもしれない。


 
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