ヤブサメ


2009年12月01日


ぬかた園地水場で水あび







圭一、共代の(ヤブサメ) 観察記

 ヤブサメ(藪鮫)は約10.5cmの小鳥である。キクイタダキとならんで日本最小の鳥の一つである。本当に小さい。夏鳥で枚岡で繁殖している。特にぬかた園地では多い。一定の間隔で鳴き声が聞こえるくらいである。藪サメとはよくいったもので暗い所にしか出て来ない。




 来た当初は「シシシッ」と虫のような声で鳴く。夏鳥の到来を告げる鳴き声でもある。繁殖が終わると地鳴きになる。「チィッ」というように聞こえ、体の割りに強い声である。この声が聞こえるとき、じっとしていると思わぬゆっくり見られることがある。




 2009年9月22日、ぬかた園地水場で渡りの鳥達を待っていると、「チィッ」という強い声がうしろの藪から聞こえると同時に池の水辺に小さい鳥がおりて来た。池の一番暗い所である。「ヤブサメ」である。すぐに水あびをはじめた。暗かったがとにかくシャッターを切った。動きが激しくほとんど駄目だったがほんの少しましなものがあった。

 今回はその中からえらんだ。ヤブサメは水あび好きな小鳥であることは間違いないが、暗い、動きが早いので残せない。あえて今回はのせることにした。