ツグミ


2010年03月10日


枚岡神社、梅林







圭一、共代の(ツグミ)観察記

 ツグミ(鶫)は全長約24cmの鳥である。山の鳥としては中型の鳥といえます。余りにもおなじみの鳥なので鳥写真愛好家には全く人気がない。ネットに掲示するのに気おくれするようである。ところがこのおなじみの冬鳥は生態と鳥自体の色彩は変化に富んでいて興味がつきることがない。





 写真は2009年11月22日が今期はじめてでした。どの冬鳥もそうですが来た当所はなかなか敏感でよい所とまってくれない。しばらくすると数が増えはじめると梅林など歩いているとすぐ近くで見られるようになった。エノキなどの高木でじっといたのに低い梅の木(枝は入りくんでいるが)に羽根休めする。そのあと楠の実が熟す頃は数が増えて100羽くらいが飛び交い、うるさいことこの上もなかった。
 




 ところが楠の実とか柿の実などを食べつくした2月のある日突然のようにツグミの群れは当地より姿を消した。そのあとたまに群れをばらけた個体を見ることがあるが、よい所に出て来ない。何の鳥でもそうだが、ツグミの場合、極端に見えるのは大きな群れだからだろうか。




 ツグミは各個体は変化に富んでおり、全く同じものはいないといわれている。もっとも他の鳥と見まちがえるほどのものはいない。どっと来て、どっと去ってしまう面白い鳥である。