トラフズク


2010年05月15日


池島緑地の中島に滞在

3日間の狂奏曲



2/11 平城京




NO 105

 ○岩波書店、広辞苑・第四版。講談社、日本語大辞典共トラフズク記載なし。






 圭一、共代の(トラフズク)観察記

 広辞苑、日本語大辞典共に記載がなかったのははじめてである。それだけ特殊というかマイナーなのだろう。でも近畿地方では数は多くないが、冬鳥又は旅鳥として毎年のように飛来がある。この冬、平城京で見、昨年は高槻三島江で見た。見たというのがピッタリの観察であった。とても写したといえるシロモノではなかった。それでもどちらにも大勢の人達が枝かぶりのチラッと見られるものにつめかけていた。

 トラフズクは全長約38cmのフクロウ科の鳥である。フクロウ科としては大きい方に入るらしい。当枚岡では初めてではなかろうか。過去に見たことがあるということは聞いているが写真はない。こういうトラフズクが池島に飛来した。




 2010年3月30日Tさんと3人で加古川、浜の宮公園にカササギを見に行った。1羽ヒナガ巣立ちしたあとなので、正に出まくりの状態で、昼食のため15分ほど休んだ他は写しまくりで、後の整理が、うれしい気持ちであったが、本当にたいへんであった。ルンルンで帰る車中でTさんにKさんより電話があった。トラフズクが来ているよとのことでした。帰りの途中混雑していて、ついたときは暗くなっていた。

 翌3月31日トラフズクを見に池島、緑地の中島に出かけた。すでにかなりの人達が来ていた。午前中ねばったが現れなかった。もう通過したのかと、いったん帰宅した。昼食を終えた頃、Kさんより電話いただき、続いてTさんより電話があった。「出たよ!」とりあえずあたふたと出かけた。20分ぐらいで到着。




 1時頃突然のように昨日と同じ木に出現したそうです。2時頃到着。続々と人が来て、池島では過去最大となるくらいと思われた。日がおちるまでがんばるも目は2度しかあけてくれなかった。一部枝にかかっているが全身が見られたのはとてもうれしかった。でも緑地の中島は遠く、デジスコの方はよいものがとれたのではなかろうか。

 翌4月1日も出かけた。あいにくの天気で曇りのち雨で昼までがんばったが、気配なし。雨がつよくなったので帰ることにした。カササギの所でお会いしたKYさんなど数人の方がもう少しねばってみるとのことでした。昼食を終えて1時30頃KYさんより電話いただいた。「出たよ!」とのこと。TさんKさんに電話してすぐ出かけた。2時頃到着。雨が強く降っていた。





 しばらくして雨は少しましになった。昨日とちがい、雨のせいかどうか目をあけていた。昨日と同じ木であったが、少しだけよい位置に出てくれていた。結局トラフズクはこの日で終わった。

 狂奏曲は翌日も続いた。いないにもかかわらず、朝早くから夕方5時頃までに50人以上の方が来た。特に午後が多かった。最初に見つけた方は、こんな騒ぎになるとは思わなかったと後悔されていた。とにもかくにも当地にトラフズクが来てくれたことに感謝。