ソウシチョウ


2009年08月15日


生駒西麓の枚岡では

心配を通りこして、いっぱい








圭一、共代の(ソウシチョウ)観察記

 ソウシチョウ(相思鳥)は全長約15cm(スズメくらい)の小鳥である。私達は生駒西麓の枚岡地区を中心に観察しているが、下から上までどこでも非常に多い。さえずりは2種類以上あり、その一つはクロツグミによく似た鳴き方をする。最初はよくだまされたが、最近では双方の声を同じ日に聞くことがあったので間違うことは少なくなった。






 ソウシチョウの地鳴きは3種類以上あり、結構複雑な鳴き方もする。中には想像以上にきたない声もあり、集団で鳴く時は頭が痛くなるほどである。とても観察するという雰囲気ではなくなってしまう。平成11年発行の北野光良さん著の「神戸の野鳥」でウグイスなどの生態形をこわしてしまう可能性があると警告していることが現実のものになって来ている。ウグイスだけでなく繁殖の為帰ってきている夏鳥達にも深刻な影響を与えているかもしれない。とにかくソウシチョウ大発生繁殖の為夏鳥たちがとまどっているのは確かなことである。






 中国の人達が慶事の時に鳥を放つ習慣があるそうです。神戸にいるコジュケイはテッケイといってやはり放鳥されたものだそうです。真贋はともかくソウシチョウは籠抜けでこれだけふえるという事は信じがたいものです。カワウのようになる前になんとかしてほしいものですね。