ソウシチョウ


枚岡梅林にいっぱい



































































































































 ソウシチョウは全長約15cmの小鳥である。相思鳥と書くようで、中国などで繁殖し、飼鳥としても輸入されていて愛好家も多い。私達が観察場所とさせていただいている生駒西麓でも5年前くらいから声を聞くようになった。2007年頃からボチボチ見ることが出来るようになった。

 ソウシチョウを知るきっかけは再度山周辺をハイキングした時登山道で3羽見た時である。衝撃的な出会いだった。なんときれいな鳥という強い印象を持った。2002年のことである。帰って野鳥図鑑を見ても出ていない。2001年11月20日に購入した北野光良著の「神戸の野鳥」を見ると出ていた。それもかなり大きく出ていた。その頃(1999年以前)で六甲山地で3.500〜5.000羽程度生息していると推定し、将来を憂えておられた。先見の明という他に言葉が見当たらない。今、正に危機を迎えている。生駒西麓の100m〜400mの所に繁殖しているようで、どこもかしこもソウシチョウだらけである。

 2009年の繁殖期(5〜6月)には府民の森管理道を歩いていると、よくソウシチョウのペアが見られるようになった。ペアで出て来たときは比較的ゆっくりしていた。通常は動きが激しく写すのに苦労する。きれいなだけでなく苦労することが人気の原因であった。

2009年年末から2010年にはいっても梅林では出まくりである。それも歩かなくてよいという利点がある。欠点は暗いことである。ISOを上げて多く写さないとましなものが出来ない。30羽以上の群れがいくつかにわかれて、少し時を置いて出現してくれる。じっとしていると足元近くまで来る。しかし動きは相変わらず激しい。しかし地元の人達は食傷気味となっている。いつまでいてくれることやら。

 今回は2009年12月24日、1日の記録です。この日を境に2010年1月にはいっても今の所出てくれています。