セッカ


2012年09月05日


池島治水緑地は2度水びたし 








圭一、共代の(セッカ) 観察記

 セッカ(雪加)は全長約12,5cmでスズメより小さい。尾が長めなので本当に小さい。この夏は鳥枯れもあって池島へセッカ詣で色んなことを知ることが出来た。今年はセッカにとって苦難続きであった。池島治水緑地のセッカのテリトーリが2度にわたって水没した。治水緑地は5年に一度くらい水びたしになるらしいが、今年は6月22日と7月8日の2回も浸水した。その度セッカの巣は全滅した。






 セッカの好むチガヤは花期5月〜6月で銀白色の穂状お花をつける。セッカは花の頃から巣造りをはじめる。チガヤがないとセッカは居心地よくないらしいが、理由はよくわからない。今年は巣を見ることが出来た。チガヤ穂の白い綿状のものとクモの糸でつくるらしいが、白いなんとも美しい巣で芸術的に見えた。






 今回は二度巣は駄目になったが、緑地で4ヵ所で後に営巣し、10羽以上のヒナを確認出来て、とてもうれしい。







 今回は営巣前、営巣中の5月11日から6月14日までの記録です。次回ヒナ達の元気な姿を伝えます。