サメビタキ


2010年12月20日


梅林のサメビタキ








圭一 共代の(サメビタキ)観察記

 エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキはよく似たヒタキである。大きさはエゾビタキが約14.5cmで大きくコサメビタキが約13cmで小さいが3種の差はわずか15mmである。一応エゾビタキが少し大きく見えるが、秋の渡りの若鳥達の大きの差はほとんどわからない。胸の模様、嘴の下のオレンジ部大きさだけでは判断しかねるものもある。





 図鑑などでサメビタキは本州中部以北では繁殖するとあるが、まだ巣の形とかヒナ(幼鳥)の姿は見たことがない。それでも梅林にこの秋来た3種と思われる若鳥たちを見ても見分けるのは容易ではないが、極端に若いサメビタキらしきものがまじっていた。この3種の若鳥達とキビタキ、オオルリの♀タイプ若鳥達は本当に見分けるのはむつかしい。





 3種の内エゾビタキは少しだけ区別しやすい場合が多い。でも枚岡ではエゾビタキ、サメビタキは秋の渡りの時しか見られない。エゾビタキの日本での繁殖例はないようである。極端に若い鳥はコサメビタキかサメビタキの場合が多いように思われる。眼の所がコサメビタキで胸のよごれがサメビタキらしきものが多い。時々サメビタキは存在しているのだろうかと思うことがある。はっきりとした成鳥のサメビタキが確認できないのでそのように想像してしまうのである。



 今回は全て梅林のみで9月26日より10月26日までのものまで13日観察したものをのせたが、全く自信がない。