サメビタキ


2008年10月30日


サメビタキ、コサメビタキとエゾビタキの間







圭一 共代の(サメビタキ?)観察記

 別冊の方に大泉緑地のサメビタキをのせたが、こちらはぬかた園地水場の観察となる。サメビタキとコサメビタキはパッと見た時は同じように見えることが多い。大きさがほぼ同大きさで、水場での行動もほぼ同じである。エゾビタキは大きさがちがうだけでなく、行動も少しちがうので見分けられる場合が多い。水場で三種がごちゃごちゃになるのは今年生まれた若鳥が多いことによる。腹の模様では簡単に見分けられない。若い個体の胸、腹の色が比較的濃くて、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキの区別がつきにくい。




 目先は成鳥の場合はサメビタキ、コサメビタキは割合はっきりしている。コサメビタキは目がくりっとしていてとてもかわいいが、よく見ると目のリングはサメビタキほどはっきりしていない。胸、腹の模様もはっきりしていて見間違うことはない。エゾビタキは縞模様はがはっきりしていてスマートに見えるという特徴も加わる。




 若い個体の識別を更にむつかしくしているのは嘴の下のオレンジの部分の広さである。図鑑などではサメビタキはオレンジ部分が少ないか、ほとんどない、と書いてある。でも本当に近い所で見た分にはこの区別は少し違うのではないかと思われることが多かった。。これから次の年もじっくり観察して確認作業をしてみたいと思っています。