オオジュリン


2011年06月20日


池島の緑地で








圭一 共代の(オオジュリン)観察記

 オオジュリン(大寿林)は全長約16cm(スズメより少し大きい)の小鳥である。この鳥は冬鳥として比較的早く飛来する。葦の中で行動する為、比較的多く来る割には親しまれていない。地味な柄のせいもある。東北、北海道などでは繁殖することでも知られている。冬羽と夏羽がかなりちがい冬羽はパッと見には♂♀もわかりにくい。






 オオジュリンは5〜7羽くらいの小群で行動することが多いそうです。今まではよく観察していなかったのでわからなかった。今回はベニマシコ、ヒレンジャクなどのおかげで池島緑地へ行くことが多くなった。オオジュリンは三種セットの形で出現した。ベニマシコ、ヒレンジャクは池島を含め他でも多く写しているので自然とオオジュリンに力を入れるようになった。小群での行動、木の上によくとまること、葦の茎をバリバリとあけるのは、冬には虫状態になる前の卵が多いこともわかった。






 今期は2011年3月2日にオオジュリン観察がはじまった。3月29日、4月1日は通常の鳥見の中で写したが、ピークは3月30日、この日は2人共気を入れて写した。この日1日で今期の約半分を残せた。冬羽が少しだけ夏羽の方向にかわっている過程もわかった。地味な鳥達を軽視しないようにしたい。