ノゴマ


2009年11月20日

ぬかた園地の水場に若い♂が‥‥






 NO102

○ 岩波書店、広辞苑、第四版 

 の・ごま〔野駒〕スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。小形で上面灰褐色で下面は淡色。雄ののどは深紅色。北海道以北にいて、秋、内地に渡る。喉紅色または「日の丸」と称して珍重する。





○ 講談社,日本語大辞典

 の・ごま〔野駒〕ヒタキ科の小鳥。翼長7.5cm。(圭一註、全長約15.5cm)全体が灰褐色。雄は喉(のど)が紅色。美声。日本では、北海道で夏鳥として繁殖。冬東南アジアに渡る。





圭一、共代の(ノゴマ) 観察記

 ノゴマ成鳥の♂♀は都市公園で観察しているが、枚岡では見ていない。2009年秋、渡りの鳥達を見るためにぬかた園地の水場に今年も通った。9月19日より11月4日まで断続的ではあるが行った。昨年のはじめは9月20日慈光寺戸閉式の日であった。戸閉式は9月第三土曜日なので今年は9月19日となった。式がはじまるまでなのでかけ足の観察であったが来てくれていた。

 水場への渡りの鳥達は例年の半分から3分の1程度であった。枚岡で少ないということは近畿地方でも少ないということである。飛来が少ないせいで水場への観察者も少なかった。Tさん夫妻と4人の時が多かった。




 2009年10月22日、Tさん、Kさんに加えもうおひと方の5人での観察。マミジロの若♂がこの日は3度出てくれた。3日目なので少しだれながら写した。ムギマキは駄目だったがキビタキ♂、♀、若鳥、エゾビタキ、サメビタキは明らかな若鳥まじる。コサメビタキは少数、アトリは多数はいる。ビンズイは今期初、メボソムシクイの水あびなどが見られて幸せな気分になっていると、突然のようにノゴマが出現。どうも若い個体のようで全体に色がうすい。若い♂と思われる。喉の赤は非常にうすいが♀ではないという気がした。

 最初はすぐ飛び去るのではないかという気がしたが水をのむと少し落ちついたようで少し歩いて再び水辺に来た。今度はなんと水あびをはじめた。遠い所ではあったがゆっくりみられた。



 翌23日にも出てくれた。2回目は初日ほどゆっくりしてくれなかったが、それでも十分楽しめました。大泉緑地、大阪城公園などではノゴマの成鳥であるが若いノゴマが見られたことと「枚岡の野鳥」102番目に加えられてとてもうれしい。

 今回は10月22日、23日の若鳥と4月26日の大阪城の成鳥♂3枚を加えてのせました。