メボソムシクイ


2010年12月20日


梅林のメボソムシクイ








圭一、共代の(メボソムシクイ)観察記

 メボソムシクイは全長約13cmの小鳥であり、エゾムシクイ約11.5cmセンダイムシクイ約12.5cmとならんで3ムシクイといわれている。このムシクイ達は春の大阪城では全部見られることがある。繁殖前のこの小鳥達は鳴いてくれるので見分けられる。私達にとってはセンダイムシクイとメボソムシクイははっきりした写真があり確認済みであるが、エゾムシクイについては鳴き声は教えていただいたが確認写真はとれていない。





 ムシクイの中ではセンダイムシクイが一番おなじみで、枚岡でも繁殖しており、頭央線が特徴的である。メボソムシクイは春は当枚岡でも地鳴きとさえずりを聞くことが出来るが、その時姿の確認はなかなか出来ない。見られるのはやはり秋の渡りの時である。メボソムシクイとのはじめての出会いは2004年秋の梅林であった。梅林中ほどのベンチのに座っていると突然のように頭の上で「ジッ」というきつい鳴き声を聞いた。ふりかえると梅の木の低い所に小鳥がいた。当時はメボソムシクイはなじみでなかったが、とりあえず写した。近かったので特徴がよくわかりメボソムシクイとわかった。





 2009年秋にはNさんが梅の木のメボソムシクイを至近距離で写していた。それを見て私達もと次の日よりねばったがうまく行かなかった。2010年は同じ梅林で見ることが出来た。10月14日サクラの木の高い所でメボソムシクイの大きな地鳴きを聞いた。翌日には低い所に来ると確信して朝出かけると、予想通り昨日の近い所におりて来ていた。動きは相変わらず早いが低い所だったので平行にかなり写すことが出来た。





 この日より10月27日まで、地鳴きのあと姿を毎日のように見られたが、よい所に出たのは、15日、23日、24日、27日の4日間だけでした。