マミチャジナイ


2010年03月01日


枚岡神社 御本殿に








圭一、共代の(マミチャジナイ)観察記

 マミチャジナイ(眉茶鶇)は全長約22cmでアカハラよりほんの少しこぶりのツグミ科の鳥である。近畿地方では11月〜12月前半に飛来して通過する旅鳥といわれていた。これがくつがえったのが2006年のことである。2005年の11月12月は私(圭一)自身体調を崩していて観察できなかったが、共代はくわしく見ていた。翌2006年になって私自身も参加出来た。完全越冬でした。近年近畿地区全体でも越冬記録があるようです。
 




 その後2007年、2008年2009年(前半の冬)には枚岡では越冬していない。特に2008年から2009年には観察すら出来なかった。全国的には通過鳥として考えた場合はアカハラよりマミチャジナイが多いそうです。でも枚岡に限っていえばマミチャジナイはアカハラより少ないようである。





 マミチャジナイはアカハラより少し早く飛来する。枚岡での初観察は11月18日神社と梅林の境にある夏見川(ほとんど流れていない)の水たまりであった。神社と梅林の境にある巽橋の少し上の所にある。神社と梅林を行き来する人達はここを通る人は多い。人が通ると水をのみに来た鳥達はその度に飛び上がる。シロハラは数が多いせいでしょっちゅうおりてくるが、数の少ないマミチャジナイはめったにおりて来ない。それでも11月18日の他に25日、2010年1月2日11日と見られた。全てこの水場であった。水場以外ではやっと1月26日見ることが出来た。2月にはいるとクスノキにアカハラがよく見られるようになった。眉は薄いものでマミチャジナイくさいのがよくまじっている。ノドの所もよく似ているものである。でもよく見るとアカハラの若い個体のようである。





 ホームページ追加に躊躇していると2月7日共代が神社のアオバト♀をみている時、石切からこられたご夫婦が神社御本殿の屋根の鳥をみつけた。最初はアカハラという感じであったそうだ。写したものを見せていただくとマミチャジナイであった。

 しばらく出現はなかったようだが、もう一度だけ姿を見せてくれた。樋に落葉などがはいって水たまりが出来たようで、この水をのみに来たと思われます。マミチャジナイの他にシロハラも来たそうです。マミチャジナイはその後水場でも他でも見られていない。でもここで越冬しているのは間違いないと思います。