ケ リ


2007年08月25日


ケリ観察はいつも子育ての時







圭一、共代の(ケリ)観察記

 ケリ観察は5月6月に集中する。ケリの子育ての時期にあたりカン高い警戒音で所在がすぐわかり、近くでヒナ又は幼鳥がいることが多く親達も近くでゆっくり見ることが出来るからである。普段は一定以上近づくとすぐ飛び立たれてしまう。




 今回抱卵中の写真は6月にはいってからのもので、4月に失敗したケリの2番目の挑戦かもしれない。前回も書いたように、田植えの前後に営巣する為、破壊されるものが結構ある。もう少しだけずらせばゆっくり出来るのにと思うが、ケリにはそれなりの事情があるのだろう。




 ケリは卵を1回に4個産むことが多いようだが、8月にはいって親子ずれを見ても幼鳥はほとんど1羽である。それでも関西地区ではケリの観察は簡単に出来るが、全国的に見ると少ない野鳥のようである。