カワラヒワ


2009年07月30日


池島の若鳥達








圭一、共代の(カワラヒワ)観察記

 カワラヒワ(川原鶸)は全長約14.5cmのスズメくらいの鳥である。ヒワは弱ヘンの鳥と書くがカワラヒワはとてもたくましい鳥である。10羽以上の群れで行動することが多い。冬場はマヒワの群れに紛れ込んでいる時もある。その時はヤシャブシの実を大きいくちばしで巧みに種子?を取り出す。普段は余り愛嬌を感じる鳥ではない。スズメくらいの小鳥なのに小鳥という感じがしない。
 





 カワラヒワは3月頃より繁殖にはいり、5月いっぱいでほとんど終了するようである。6月にはいると若鳥だけの群れが見られるようになる。池島へ行く機会が増え、恩智川沿いでよく見られるようになった。春、恩智川の中の緑地に種がまかれた。一面に咲いた花は最初セイヨウカラシナと思っていた。市の方に聞いて見るとどうも菜の花であったようだ。この花が終わった枯れたものに色んな鳥達がとまるようになった。カワセミ、スズメもよくとまる。





 特筆はカワラヒワの群れがとまるようになった。常に20羽以上である。全てが若鳥達である。人影が見えるといったん少しだけ逃げるが5分もしないうちに戻ってくる。よく見ると顔がとてもかわいいし、尾羽はとても見事で美しい。こんなにゆっくり若鳥たちを観察できて幸せである。