カルガモ


2012年08月10日


ヒナ 嘆きの壁をこえる 









圭一、共代の(カルガモ) 観察記

 カルガモは数少ない水鳥の留鳥で、一般に良く知られている。毎年のように♀に連れられたヒナの姿が新聞紙上をにぎわすことがある。今年は恩智川での親子の姿は例年より少なかった。2012年6月9日TOTOさんより少し育っているがヒナ5羽いることを教えてくれた。翌日出かけた。 






 ♀に連れられた5羽のヒナを見る。少し育っているし遠い所なので最初は写さないで眺めていた。だが親が突然のように高い目のコンクリートのアゼをこえた。残された5羽のヒナ達はパニックに陥った。少し育っていてもヒナ達には高い高い壁であった。最近アゼはコンクリートの所が多くなりタマシギ、ケリ、カルガモのヒナ達にとっては大敵であり、移動できなくて犠牲になることが多くなっている。






 カルガモの親がさっさと隣りの田に移動したあと、残されたヒナ達はこのアゼ(ヒナたちには高い壁)をこえる為懸命な挑戦がはじまった。少し育っていたのが幸いしたのか、5羽中4羽はアゼにかけあがることが出来た。成長が遅れている1羽だけは上がることが出来なかった。






 心配であったが私達はその場を去った。其の後近くの田で親と子(5羽)を見ることが出来た。無事だったようでほっとしたと同時に何故かうれしく思いました。