イソヒヨドリ


2011年08月30日


ヒナ1羽網隙間より落ちる 








圭一、共代の(イソヒヨ) 観察記

 八尾の焼却場でイソヒヨドリ、ヒナを見るのは2度目である。1度目は2008年5月26日〜27日で「枚岡の野鳥、別冊NO6@A」にくわしくのせました。はっきりいってその時以上のヒナの姿は望むべくもない。でも今回はヒナの良さではないが、かわったことだったのでのせることにしました。






 2011年6月11日、ハヤブサのその後をねらって焼却場グランドの所へ行った。出はよくなく、焼却場より車が出てくる所をぼんやり眺めていた。イソヒヨドリの♂♀が時々建物通路の上にはられたネットの端(壁側)より出たりはいったりしていた。別段餌をはこんでいる風でもなかった。

 10時20分頃端のスキ間から何かが落ちた。最初はスズメかなと思ったがイソヒヨドリのヒナであった。最初はキョトンとしていたが、強烈に鳴きはじめた。親達はしばらく不在であったが、10時45分頃帰って来てすぐ気がついた。それから♂♀の大合唱(♀も鳴いていたのかな)が12時20分頃まで続いた。






 お昼前に成って落下した通路に焼却場の人が歩いて来た。我々ははいれない所なので、イソヒヨドリヒナがその辺にいることを伝えた。焼却場の方達はイソヒヨドリのことはよくわかっている。以前から観察はされているようである。

 ヒナは我々が見える所から左の方に移動した。10時42分より12時24分までヒナは見える所に出なかった。でもその間親達の鳴き声はやむことがなかった。親たちは我々の目の前をかすめて本当に近い所でヒナを呼びつづけた。でも親達は地面におりてヒナを誘導するすべを持たなかった。窮余の一策として♂がトカゲをくわえて来た。






  親はトカゲを見せて左より右の方に誘った。これが成功して12時30分頃にはイソヒヨドリ親子の姿が見えなくなった。我々の前には人がまたげない程度の川がありその向こうは収集車の出口になっており危険があったが何とか移動したようだ。

 これで終わったと思ったが、数日ののちに思わぬことでイソヒヨドリBに続きます。