ヒヨドリ


2007年08月10日


7月末の巣立ち







圭一、共代の(ヒヨドリ) 観察記

 ヒヨドリはよくわからない鳥である。「ヒヨドリか!」といわれるくらい軽く見られている。元は山麓中心だったそうですが、今は市街地も含めどこにでもいる野鳥になっている。でも私達のいる生駒西側部分では増減が非常に激しい。盛夏2005年枚岡神社本殿一帯では耳をつんざくくらい鳴き声が聞こえたが、2006年は少なかった。私達の住まいの近くではムクドリは増えたが8月にはいってもヒヨドリの声は今のところ少ない。





 2007年7月27日、慈光寺周辺を散策。全くと言ってよいほど鳥影が見られず、がっかりして帰ろうとした時、目の前の樹上に動くものがあった。椀形の巣と4羽のヒナがいた。巣の形とヒナを見た一瞬、サンコウチョウかと思った。冷静になると、巣の位置、ヒナの体形と近くでの親の声でヒヨドリとわかった。二人はヒヨドリの巣はじめて見るものだった。先入観でヒヨドリの巣は立派なものではないと決めてかかっていた。でも実際の巣は巣としてまことに立派なもので、4羽のヒナは正に巣立ちする所だった。2羽は巣外にいて2羽は巣の中というより立ち上がっていた。私たちがいた間親達は一度も給餌に来なかった。ヒナも一度も鳴かなかった。又一度も羽ばたきはなかった。但し少しだけ移動する所は見た。




 今回の写真で巣立ち以外は枚岡公園と梅林が中心です。