ハ ト


(カワラバト、イエバト、ドバト)


2007年04月10日





 NO88

○ 岩波書店、広辞苑、第四版 


 いえ・ばと〔家鳩〕カワラバトの変種で家禽(かきん)化したもの。伝書鳩はその改良種。人家、社寺などで多い。どばと。源夕顔「竹の中(   )といふ鳥の、ふつつかに鳴くをきき給ひて」  かわら・ばと〔河原鳩〕鳩の一種で、イエバトの原種。ヨーロッパから南アジアにかけて分布し、崖の岩穴などに巣をつくる。




○ 講談社,日本語大辞典

  かわら・ばと〔河原鳩〕家禽(かきん)のイエバトの原種。全長約33cm。青みを帯びた灰色で、くびが紅色。岩壁にすみ、地上でエサをあさる。ヨーロッパ・西アジア・インド・北アフリカに分布。現在、世界各地でみられる類似の鳥は、イエバトが野生化したドバト。

 ど・ばと〔土鳩〕ハト科の鳥。@カワラバトからの改良種。食用・愛玩(あいがん)用・通信用・動物実験用に広く飼われるものの総称。ヨーロッパ・東南アジア原産。イエバト。A社寺・公園などで見られる野生化したハト。

 
 

圭一、共代の(ハト) 観察記

 我々がハトと呼んで親しんでいる。スズメと並んで最も知られている鳥である。したがって大きさ(約33cm)の基準となっている場合が多い。でも正式な呼称がはっきりしていない。当たりまえすぎていまさら定めにくいことがあるのかもしれない。結構古くから野生化しているのに野鳥図鑑にはのっていないものが多い。



 日本に於けるハトはイエバト化し面と野生豊かな面と二面がある。普段の時はバラバラに行動している。でも1日に何回か群れで行動する。結構大きな群れで旋廻し、リーダーと思われるハトが存在し、そのハトが急ブレーキかけるといっせいにおりてくる。一部ついていかないハトもいるが、何回か旋廻している内にまとまってくる。良く見ると本当に美しい鳥だが、何せ数が多いものだから真剣に観察することがほとんどない。