エナガ


2010年01月10日


冬鳥が遅かったおかげ?








圭一、共代の (エナガ) 観察記

 エナガ(柄長)は全長約13.5cmの小さな小鳥である。3月4月の繁殖期以外は群れで行動することが多い。生駒西麓では一年を通じて歩けば必ず見られるという程おなじみの小鳥である。群れで飛んでくる時はジュジュジュリジュリという特徴ある声を出す。メジロとエナガは目視ではっきり見られる。(シジュウカラ、ヤマガラも)






 これほどおなじみなのにエナガの人気は結構高い。柄(尾)が長くてかわいい印象が魅力のようだ。柄を除くと正にキクイタダキと変わらない最軽量の鳥といえる。10g以下(一円玉10ケ)であると思われる。多産で5〜7羽くらい産むが犠牲も多く歩留まりは悪いようだが近隣では減少傾向は見られない。






 エナガの人気の一つに動きが非常に早いこと。うまく写せるととても魅了的な姿を得ることが出来る。普段は熱心に写すことはまずない。ついでに写すとろくなものしか出来ない。この冬は暖冬の影響かどうかわからないが冬鳥が少ないので留鳥に力点が行ってしまう。メジロは花がからめないので、どうしてもエナガになってしまった。






 エナガ群れの行動に一定のパターンがあることがわかった。枚岡梅林では散歩する人が多い関係かどうか一定していないが、くろんど池では移ってゆく木までがほぼ一定であることが多かった。しかしどこでも進んでいく方向がわかるので、少しばかり先まわりして写すことが出来た。