バ ン


2012年10月05日


一つの池でヒナ、幼鳥、若鳥達 









圭一、共代の(バン) 観察記

 バン(鷭)は全長約32cm、よく一緒に見られるヒクイナは全長約23cmでバンの方がかなり大きい。でも水鳥としては大きい方ではない。とてもおなじみの水鳥なのに2009年8月15日より更新していない。池島をはじめ観察した場所で楽しい姿を見られなかったせいである。今回Nさんに連れて行っていただき本当に嬉しい光景に出会えた。







 2012年7月13日暑い日、Nさんに奈良の池へ連れて行ってもらった。カンムリカイツブリの営巣の確認の為だった。残念ながら天候不順などで失敗に終わったようだ。そのあと平城の公園へ行った。カイツブリを見る為だった。カイツブリの雛は見られなかったが、到着と同時にかなり育ったバンの若鳥が近くで見られた。






 「花とバン」スイレンは盛りでとても美しかった。これから2時間以上バンとおつきあいさせていただいた。入口に居た若鳥少し先に真黒いヒナが居た。2羽である。最初は少し遠かったが、やがてまじかに来てくれた。バンのヒナをじっくり見たのははじめてであったので興奮してしまった。ブチャかわいいの表現にぴったりあてはまった。







 あまり大きくないこの池に3組のバンの親子がいた。超過密であり当然のように争いになる。親同士のバトルはかなりきびしい。何度も見られた。バトルとは別にヒナの親達は子育てに必死でバトルとは関係ないようであった。育った幼鳥若鳥達の親2組がやっているように思われた。





 


 おしまいの所で若鳥寸前の幼鳥がいてバン観察を終えた。なんとも楽しい時間をすごすことが出来た。