ツリスガラ


淀川 海老江にて



















































































  ツリスガラ(釣巣雀)は約11cm弱の小鳥である。冬鳥で葦原を好む。以前は非常に稀な鳥であったようだが、今はかなりが飛来するようで毎年のようにネットで見られるようになった。でもよい状態で写っているものが少なくむつかしい鳥のようである。
 
 ツリスガラ、私達には縁のないものと思っていた時、Tさん、Sさんがさそって下さった。2月11日4人で出発、9時半頃到着。Tさんが数日前に観察されて掲示板に乗せていた。写すのがむつかしい以上になかなか出てくれなかったようだ。我々もねばり強く捜すことになった。海老江の葦原は以外と小さかった。出てくれば見られる可能性大のように思えた。

 我々より先にお一人だけ来られていた。お1人とは少ないな、と思ってお聞きすると、ここ数日出ていないので来てないのではとのことでした。

 葦原にはオオジュリンがよく見られたが、ツリスガラはなかなか見られなかった。先着の方にお聞きするといることは間違いないとのことでした。40分くらい経った時、私の前のマバラなアシに突然のように飛んで来て、しばらく姿を見せてくれた。オオジュリンを見ていた目には本当に小さい。パッと見は小さく白っぽい印象であった。アシの中の虫を食べるようで、動きはまことに激しい。2羽だったのでとにかくシャッターを切った。アシは少しの風でもゆれるし、写すのがむつかしいことを実感した。

 普通は10時以降はあまり見られないとのことでしたが、この日はこのあと実によく出てくれた。5羽くらいいると思った。でも写すのがむつかしいことは間違いない。顔の部分に小さい鳥なのに大きい過眼線があり、わかりやすかった。♂は濃くて♀は薄いこともなんとなくわかった。鉄人28号と呼ばれていることにも納得。後日Hさんが行った時は20羽くらいいたとのことでした。