サンショウクイ


大阪城でヒリリッヒリリッと
















































































 サンショウクイは全長約20cmのスマートな夏鳥である。勿論当地区では通過する旅鳥扱いである。「ヒリリッヒリリッ」大きな声で鳴きながら移動して木の高いところ、主にてっぺんにとまる。単独行動少なく枚岡でも5〜20羽群れのところを見ている。秋の通過は見られる機会が少しは多くなるが春は普通見る機会が少ないと思われている。でも春の通過の時は虫が出はじめた時で、サンショウクイをゆっくり見られることがある。
 2010年4月29日、東大阪野鳥の会探鳥会の日で大阪城を訪れた。最初市民の森をゆっくり歩いたが、アカハラ見られただけだった。音楽堂裏に来た時、階段下で「ヒリリッヒリリッ」の声が聞こえて来た。いそいで階段を上がるとすぐ近くにサンショウクイがいた。てっぺんですが、サクラの木など低い所でした。夢中でシャッターを切った。探鳥会なのでねばることは出来ないので次に移動した。

 一巡したがオオルリ、キビタキ、コサメビタキなど見たが少しものたりない気分だった。帰りのもう一度音楽堂裏に来てびっくりした。サクラの木の下、広い通路は人、人、人でいっぱいでした。全て野鳥の人。一般の方が歩くのも大変な状態でした。我々は端の所に立っていたので、あきらめるしかないかと思っていると、なんと目の前にサンショウクイが移動して来た。この時も十分な時間はなかったが、十分に写すことが出来た。どうも2羽のようである。短い時間であったが十二分にたんのうさせてくれました。