レンジャク






































































































































 レンジャク(連雀)はヒレンジャク(緋連雀)全長約17.5cm、キレンジャク(黄連雀)全長約19.5cmの差があるが野外観察ではよくわからないという実感がある。レンジャクの飛来は年によって大きくかわるということは今年は特に感じる。

 レンジャクの初観察は2004年2月18日生駒のぼくらの広場近くにある森のレストハウスに向っていた時、少し手前で聞きなれない鳥の声を聞いた。図鑑で知っているレンジャクであった。それもヒレンジャク、キレンジャクの混群であった。採餌する時はキ、ヒは別々に行動していて、羽根休めする時はキとヒが一緒に木にとまっていた。この時のカメラはオリンパスの10倍ズームを使用していた。近くに来てくれたにもかかわらず確認程度のものとなった。この時はキレンジャク、ヒレンジャクの合計8羽であった。キレンジャクは2羽だった。その4日後に枚岡公園事務所近くにある渋柿(低い木)にむらがっていたそうです。毎日のように枚岡公園へ行っていたのにこの日だけは行かなかった。

 2006年3月にはいってNAさんよりレンジャク枚岡公園に来ているよとの連絡いただいた。3月5日枚岡公園の最上部の双子塚へ行くとレンジャクが飛び交っていた。左の方にナナミの実と右側のツル状の実の間を行ったり来たりしていた。ナナミの実の方に行った時近くの木に休むことがわかった。すぐNAさんに電話をした。1時間ほどしてNAさん到着。これから16時近くまで3人で観察した。大部分ヒレンジャクで20羽近くいた。その中にキレンジャクが1羽だけ混じっていた。そのキレンジャクが15時30分頃フワリと低い所におりて来た。NAさんと2人は順光の光をあびていた1羽を写しまくった。この時は公園で3月11日、15日も写すことが出来た。

 2007年3月13日大泉緑地水流の所ヤナギの木にヒレンジャク30羽くらい見る。新芽をさかんに食べていた。ヤナギの木にレンジャクはとても写しにくく確認程度であった。

 2006年はレンジャクの当たり年だった。2009年正に超当たり年である。2月にはいるとあちこちでレンジャクのニュースが出て来た。風邪がやっと少しましになった2月25日、結構雨が降っている中、宇治川沿いに出てるというレンジャクを見にいった。11時頃着くと少し小降りになっていた。雨のせいで先着の方は2人で4人は藤棚にいるキレンジャク(若い個体と思われる)1羽を写しはじめる。とにかくとりまくりであった。藤棚にとまってはヤブランの実をとりにおりて来た。これをくりかえしてくれた。

 2GB以上写したあと宇治川沿いに100mくらい下流に行った。平等院の鳳凰堂が見えるあたりのヤドリギの実にヒレンジャクが何度も来ては、長い長いねばっこい糞をする姿を見ることが出来た。空は超曇天なので、出来るだけ空抜けにならない所をえらんで写した。

 若いキレンジャクとヒレンジャクの間を行ったり来たりした。圧巻はサクラの木におりたヒレンジャクの長い長い糞をしているのを見たことだった。なかなか切れないので途中で宇治川のはじの所に水のみにおりた。この場面は写せなかったが充実した曇天の1日だった。ヒレンジャクは24羽まで数えたが、後日もっといたそうである。その中にキレンジャクがいたかどうかは確認出来なかった。