ノジコ

























































































 ノジコ(野路子)は全長14cmでアオジ(全長約16cm)より少しこぶりな鳥である。大きさは野外ではわかりにくい。近畿地方でも稀な旅鳥として飛来はあったようだが、私達には観察する機会はなかった。

 今回東大阪野鳥の会の戸隠探鳥会が行われ参加した。2009年5月6日はあいにく雨だった。この時期戸隠ではミズバショウ、リュウキンカ、カタクリがとてもきれいなことも不明にして知らなかった。カタクリは雨の為下をむいていたが、そこここにあるのは驚きだった。

 到着は午前8時でキャンプ場であった。そのあと森林植物園の緑が池のある所に移動した。駐車場よりすぐ池に着いた。まだサクラツボミ固し状態であった。池のまわりには小鳥が下でうろうろしていた。コサメビタキである。まさにスズメ状態であった。一体何羽いるのだろうか。アカゲラが雨の中シラカバの木を一心に掘っていた。かなりの大きさになっている。雨がきつくなってきたので近くの小屋に避難。小やみになったところで外に出る。池のふちにミズバショウがありそこに動くものがあった。アオジと少し様子がちがう。ノジコである。私達は初見であった。

 ノジコを見られたのは翌日もいたらしいが、私はこの日だけであった。出現は10時30分で12時まで度々姿をみせてくれた。この間には雨のきつい時もあり、ノジコ、私達共びしょぬれになった。ノジコは全部で3羽だった。この地で繁殖するようである。1時間30分であったが、感動の時をすごすことが出来た。嘴の色と目のまわりの白いリングに特徴がある。初見で雨の中であったが、とてもよかったです。