ノハラツグミ


























































































































 2009年2月18日野鳥の先輩であるSさんからお電話いただいた。「ノハラツグミ」きていると教えていただいた。京阪宇治線木幡駅より近い所とのことでした。私(圭一)は体調もう一つでしたので家人が行くことになった。

 2月19日8時33分枚岡発で出発した。10時頃現場に着いたようだ。カメラは少し手前でリュックから出していたそうで着いたとたん「出てるよ!」と教えていただいたようで、結果を見てこの時のものが一番近く躍動的なものだった。10時頃より13時まで写せて楽しいもの多く残った。

 場所は京都宇治線木幡(こわた)「近くのJRの駅は(こはた)」駅より歩いて10分とかからない近い所だった。小さい堂ノ川と池を望むところに出たようです。実は11月頃にかわったツグミがいるとの情報はあったようだが「ノハラツグミ」と確認出来て大さわぎとなったのは最近のことのようです。

 ノハラツグミ(野原鶫)は全長約25.5cm〜26cm位の大型にはいるツグミである。ロシア西部からドイツ北部では留鳥ということです。北部ヨーロッパからシベリア中西部、バイカル湖周辺で繁殖、ヨーロッパ中西部、トルコからイラン方面で越冬するそうです。農耕地、草原などの開けた所にいるそうで、分布している所では市街地の公園などでも見られるそうです。

 日本では迷鳥として記録されているが少ない。1960年長野県で観察されて以来、北海道根室市、埼玉県など記録があるがはっきり写真が残っているものとしては1988年2月神奈川県伊勢原市のものがある。あとは2001年4月9日千葉県の印旛沼、2008年4月1日(地名はっきりしないが)アルテンマルク教会近くのサッカー場芝生の上にいる個体が確認されている。いずれにしても多くない鳥である。

 今回確認されている宇治市木幡地区(京阪駅のみ、こわた、地元ではこはた)は近くにある許波多神社から来ているようで、どちらの呼び名も正しいようである。「ノハラツグミ」は迷鳥でもあり珍鳥であるが、姿はシロハラとツグミの間をとったような印象がある。次、関西にいつ来てくれるかわからないので別冊としてのせることにしました。