ノゴマ










































































 ノゴマ(野駒)は約15.5cmでスズメより少し大きい小鳥である。日本では中部以北で繁殖していて近畿地方には春、秋の渡りの時、都市公園などでみられることがある。大阪城では春秋ともここんところ必ず見られるようである。今回は共代のみの観察で春は5月9日に♂、秋は10月25日に♀をみている。同じ年に♂♀を見る幸運にめぐまれた。

 ノゴマは北海道の草原で見たことがある。5月、6月には普通にみられるようである。♂はノドの所が赤く印象的である。渡りの時は滞在する大阪城などでは人気は高い。♀はのどの赤みが少ない場合もあり人気はもう一つであるが♀は実際の所繁殖地でもなかなか見る機会が少なく、今回大阪城で同じ年に見られたことは幸運この上もないと思う。

 春の渡りは4月下旬から5月上旬にみられるようだが、機会は特に少ない。秋の渡りは10月初旬より11月のはじめころまで比較的長い間近畿のどこかで観察記録がある。でもほとんどが単独で大阪城では到着と同時に餌付けをしている。大勢の人達が楽しめるようである。