メボソムシクイ












ここまで大阪城









































































 メボソムシクイ(目細虫喰)は近畿地方には主に旅鳥としてやってくる。春の渡りはまだ一度も確認していない。秋の渡りは何度かは確実に見ることが出来る。よく似た二種ではセンダイムシクイとエゾムシクイがある。メボソムシクイは約13cm、エゾムシクイは約12cm、センダイムシクイは約13cmで大きさで区別できない。センダイムシクイは頭央線がありはっきりしている。エゾムシクイはまだ確認していないのでなんとも云えない。北野光良著「神戸の野鳥」によると秋の渡りは少しずつずれがあるらしい。エゾムシクイはまだ見ていないので除外すると、センダイムシクイとメボソムシクイを比較すると秋の渡り開始はセンダイムシクイの方が早いようである。でも重なる時期があるので一概にはいえない。

 センダイムシクイは8月にはいると秋の渡りを開始するようである。メボソムシクイは9月にはいってからのようである。今まではセンダイムシクイとメボソムシクイを秋の渡りの時一緒に観察することはなかった。でも今回は大阪城と大泉緑地でははっきり一緒の所を見ることが出来た。

 9月10日は大阪城で、9月11日は大泉緑地でセンダイムシクイ、メボソムシクイを同時に見ている。勿論頭央線をみている。大阪城は共代のみ観察。9月11日は大泉緑地の水流の所でみた。メボソムシクイの観察はそれでおわったと思っていたが、11月1日大泉緑地でノゴマ♂をみていた時すぐ上の所で小鳥が飛び交う姿を見た。メボソムシクイであった。数羽いた。本当に早い動きであった。でも近い所であった。なかなか飛び去らなかったので何とか写すことが出来た。明るくて空抜けの時でもよい姿をとらえることはよかったと思う。水流の所は暗かったが、センダイムシクイとメボソムシクイを同時に観察出来てよかった。

 今回は大泉緑地のものが主ですが、大阪城のも少しのせた。