キ ジ


小菊の里 平群























































































































































































































 「雉も鳴かずば打たれまい」

 キジは繁殖期にはいると雄は「ケッケッ」っと大きな鳴き声を上げるようになる。このことが古い句では上記のように云われていた。昔は狩猟鳥としてさかんに捕獲された。ヤマドリは現在もそのように云われているが、今は制限なしにOKではない。私の知る範囲では、過去は別として最近は、どちらも食べたという話は聞いたことがない。これからもそうあってほしい。

 2010年5月3日のキジ観察はなんとも楽しい1日となった。「枚岡の野鳥」の方の5月2日も楽しかった。この日は♂2羽のさやあてがあった。♂同士の大きさは少しちがった。争いといっても非常に微妙なものがあり、ひよっとすると小さい方の♂は昨年の子供ではないかな、というのがTさんの見解であった。争っているようであり、じゃれあっているようにも見えた。

 5月3日のラストは印象的であった。おしまいの所にいった♂はよく行動してくれた。近在の農家の方と思われる人が色々と教えてくれた。平群でもイノシシ(イノブタ)の犠牲は結構多いとのことでした。こちらではキジは珍しくないとのことでした。キジの動きが少なくなったときこの農家の女性の方が、おそるおそるのように、もうよろしいでしょうか、と云われた。なんとわれわれはこの方が畑に入るのを邪魔していたようである。ひたすらあやまると同時に色々と教えていただいたお礼を言って、本日終了しました。