キバシリ


戸隠森林公園

















































































































 キバシリ(木走)は全長約13.5cmの小鳥である。スズメより小さい。近畿地方では稀な留鳥である。私達は大台ケ原で一度見たきりである。6月であったので当地では繁殖している可能性は大である。木走とはよく言ったもので、木の周りを走りまわって写すのはかなりむつかしい小鳥である。

 2009年5月6日〜8日信州戸隠を訪問した。6日、7日は雨時々曇の状態でした。緑ガ池の近くの小屋で雨宿りしながらキバシリを見ることが出来た。暗いためよく見えなかった。何度も近くの木に来ることがふしぎだった。

 5月8日は朝から晴れであった。早朝から探鳥出来た。戸隠森林植物園を歩いたあと昼食のため緑ガ池小屋の近くに来た。スッと飛んできたものがあった。松の木に止まった。同色でわかりにくかったがキバシリである。1羽が飛んで来たあともう1羽が来た。近くに来てくれたのはよかったが、それにしても動きが早い。何本も松の木を経由したあと少しだけ静止することがあった。親が巣立ちヒナに餌をやっていた。どうも親子のようである。ヒナは余り動かないで親が来るのを待っていた。どうりで何度も同じような所に来たのだ。

 戸隠のこの近辺ではもう1ヶ所、巣箱の中のキバシリもヒナ誕生のようで大砲のようなカメラの人達が親の餌はこびをねらっていた。結構いるのだなが実感でした。このあとヒナのおかげで少しはましに写させてくれた。明るかったせいもある。