カワガラス


巣材はこびから巣立ち前日まで




















































































































 カワガラス(河烏)は全長約22cm。ムクドリ全長約24cmより少し小さい。1年中見られるという留鳥であるが繁殖の時期には容易に見られる。カワガラスにはまず清流がないと生活出来ない。それと繁殖のための滝が必要である。勿論大きさは問わない。以前貴船神社の奥社で見た滝は、滝というより小さな川の段差の所につくっていた。

 今回我々が観察したのは箕面大滝の少し上流の堰堤の所である。昨年は(2009年)3月31日に餌をはこんでいるのを見る。4月3日にも行った。4月8日、巣と思われる出入り口で2羽のヒナ確認出る気配がなかった。4月15日、少し遅いと思われたがとにかく訪問。巣の所でヒナの声なし。駄目かなと思った時Tさんが少し下流の所で見つけてくれた。1羽のヒナを見る。

 2010年はかなり様子がちがっていた。1月20日カヤクグリねらいで行くとカワガラスが巣材をはこんでいた。今年こそ巣立ちしたヒナ全部に会ってみたいと思った。お世話になっているビジターセンターの方に聞くと随分早いな、といわれた。

 しばらく間を置いて3月12日行く。餌を多くくわえていて子育て中であった。3月19日、もう巣立ちしているかな、と期待したが、出ていなかった。雨が続いていて小滝の流れが強くヒナの声は聞こえなかった。