カンムリカイツブリ B


日の丸をかかげたヒナは甘えん坊





























































































































 カンムリカイツブリは琵琶湖で少数が繁殖しているといわれていた。しかし飛来数が増えるにしたがい、琵琶湖以外でも繁殖する所が出てきたようです。その証拠に立ち会うことが出来ました。

 2011年8月6日、Nさんからメールいただいた。なんとカンムリカイツブリがヒナ2羽を子育てしている風景でした。お子さんを訪ねた時偶然見つけたそうです。ヒナはかなり育っているようなので翌朝(8月7日)さっそく出かけた。枚岡から近鉄で約30分、駅より歩いて15分の所に池はあった。とても暑い日でした。

 景色のよい池で有名なのに私達は初訪問であった。着いたその時は何人かの方達がいたが、ポイントの所に行った時は我々2人だけになった。繁殖した繁みは手前だけであり、カンムリカイツブリ最初は遠い所であったが、じっとしていると間もなく近くに来てくれた。近くに来てくれるまでカイツブリの親子が近くでサービスしてくれた。

 ヒナ2羽はかなり育っていたがとても甘えん坊であった。ひたいの所にあざやかな日の丸を揚げていて誇らしげであった。ここで生まれたので正に「にっぽん」のヒナである。ヒナ2羽はかなり大きさがちがうがどちらも先行きO,kのように思った。ヒナ2羽は大きいにもかかわらず親の背に乗りたがり、しまいには親は足で拒否する姿も見られた。沈みそうになりながらも親は喜んでいるようにも見えた。

 池にはもう1組カンムリカイツブリがいたが、あとから顔を見せた地元の方に聞くと失敗したようである。ここは亀がいて、どうもこれにやられたのではないかとのこと。ここの亀は泳ぐのがとても早く、カイツブリのヒナが追いかけられていた。ノロ亀ではないので大敵になっているような気がした。

 昨年もどうも繁殖していたそうだが、残念ながら証拠写真はその方はないといっていた。これから近畿各地でもカンムリカイツブリ繁殖のニュース聞ける日が来るかもしれない。