カンムリカイツブリ@


琵琶湖で繁殖中





























































































































 カンムリカイツブリは全長約56cm(個体差が大きく46〜61という図鑑もある)のカイツブリと比較(全長約26cm)するとかなり大きい。以前はかなり珍しかったようだが、今はそうでもない。でも平均的に遠くて近くでじっくり観察出来る機会は少ない。

 近畿地方では今でも大半は冬鳥である。1972年青森で繁殖が確認されたようだが、今では琵琶湖で複数箇所で繁殖例があるそうです。その琵琶湖での繁殖地に行ける日が来た。2011年7月3日、Sさんから声がかかった。Hさんなど5人で出かけた。Sさんはカンムリカイツブリのヒナが親の背羽に乗る姿が目的であった。我々はとにかく近くで見られることに期待した。

 到着してすぐ余呉川の河口で2ヵ所抱卵していた。大きくない川で近い。琵琶湖にはいった所ででも2ヵ所見られた。残念ながら親の背に乗るほど幼いヒナはいなかった。少し育ったヒナが1羽余呉川少し下流の遠い所にいた。ブログで片親とヒナが 犠牲になり各1羽しか残らなかったそうである。自然界のこととはいえ、胸がいたんだ。親子はピッタリ寄りそう姿を見て強く生きてほしいと願った。

 抱卵は確認できたのは4ヵ所だがまだまだあるように思えた。巣づくり中は2ヵ所あり湖上には予備軍が結構浮かんでいた。実はこの日だけで別冊にするつもりはなかった。後日7月26日レンカクを見る機会があり、その時余呉川で背に乗るヒナのかわいい姿が見られたのでうれしくなり作ることになった。