ブッポウソウ



































































































































 ブッポウソウ(仏法僧)は全長約29cmの中型の夏鳥である。近畿地方に限っていえば非常に稀な旅鳥といえる。 「ゲッゲッ」と余りうつくしない声で鳴く。声のブッポウソウは全長約20cmの小形のフクロウ、コノハズクだそうである。私達は声を聞いたことも見たこともない。生駒西麓に長く住んでおられる方などは以前は鳴き声を聞いたことがあるそうです。
 姿ブッポウソウは頭は黒っぽく、体は少し濃い目の青緑色で非常に美しく、野鳥観察の人達には超人気の鳥である。北海道を除き日本各地に飛来の記録はあるが数は非常に少なかったようです。これが大きくかわったのは岡山県のある町と広島県のある市の保護活動のおかげである。

 平成16年7月16日に岡山県の加茂川町と賀陽町が合併して吉備中央町が誕生した。この町に昭和の時代の大作庭家重森三玲の生誕の地であり記念館があり、無料で開放している。この町にブッポウソウの巣箱が100個以上あり、その多くで夏鳥として繁殖している。

 7月にはいるとすぐHさんはブッポウソウを見にゆかれた。ブログを見させていただくと多くのすてきなブッポウソウを写しておられた。電話して、もし後日行かれることがあるならよろしくとお願いした。すると3日の日に明日行くがどうか、といっていただいた。勿論私達はよろしくとお願いした。

 4日の朝4時30分に迎えに来ていただいた。Hさんは待ち合わせ場所まですでに1時間以上経過しています。中国自動車道を経て2時間30分ほどで現場に到着。それから14時まで1ヶ所で楽しい時間をすごした。午前中は手長を着ているのににもかかわらず寒いくらいだった。昼頃やっと寒さはやわらいだ。

 ブッポウソウは非常に警戒心が強い。到着した時、すぐに近くにいてどうも気づかれたらしい。一時間ほどじっと静かにしているとやっと通常に餌さはこび姿を見られるようになった。帰りもHさんの車のお世話になり出発地まで送っていただいた。感謝。

 広島県のブッポウソウは庄原市総領町で道の駅「リストアステーション」で聞くとよいと教えられています。ここは41個巣箱があり39個にブッポウソウ来てくれたそうです。(ちがっているかもしれません)

 いずれも町の人達が大切に保護活動を行っているようです。私達はせめてじゃましないよう気をつけたい気持ちです。

 巣箱よりヒナが顔を出しているものは2006年7月29日、吉備中央町で共代が写したものです。その年最後の巣立ち前ヒナの姿だそうです。