アリスイ


平城京の花とアリス イ






































































































 アリスイは全長約17.5cmでツバメと同じくらいの大きさの冬鳥だがツバメとは全く印象の違う鳥である。平城京が定番の鳥で今年は冬鳥が非常に少ない年だったので大勢の人達がアリスイ観察につめかけた。昨年は1羽だったが今年は2羽だったので昨年以上見られることも要因の一つだった。もっとも人気があったのは2羽に内1羽がとても人なつっこく、行くと見られる状態だった。

 したがって来られる人達もアリスイ地上の姿はほとんど写さなくなった。樹上の姿も十分写させてくれた。こうなると花とアリスイをねらうことになる。理想は梅花が咲いた木にとまった所を写すことである。平城京に梅の木はまあまあの数があるがよい花を咲かせる木が少ない。かなり切っているからである。

 2012年どことも梅の開花が遅かった。これが幸いしたのかどうかわからないが我々が行った3月20日は数本の梅が美しく咲いていた。でもこの数本にアリスイがとまるかどうか、当日来た方達は静かに待った。何度か空振りのあと、あの人なつっこい方がとまってくれた。2度3度チャンスがあったが動きは少なかった。  

 ともあれ梅花とアリスイの風景よい状態で写すことが出来て幸せだった。ここが定番のモズも同じような姿見られ大満足の1日でした。