アオバズク



















































































































































 かねてからHさんから聞いていた奈良のアオバズクの様子を見に行った。♀が出てからかなり経過しているのでいくら遅くともヒナが出ているのではないかと期待していた。お寺さんの本堂の前にとても立派な基壇がある。塔跡である。奈良時代に出来たものといわれている。今は勿論塔はない。まわりは簡単なロープがはられており普段は立ち入り禁止のようである。アオバズクがいる所はその塔跡の傍にある松の木とのことでした。

 7月29日興法寺の護摩供養が終わってから行ったので12時を少しすぎていた。カメラマンは一人もいなかった。松の木には♀と思われる1羽だけしか見られなかった。本堂のお寺さんの方に聞くと♂もいるよ、と教えてくれた。何と♂は基壇のすぐ脇にあるサクラの木の低い所で大きな目でこちらを見ていた。余り近よると場所をかえるよ、と注意を受けた。よい距離で写すことが出来た。♀はピクッとも動かなかった。

 お寺さんの方もヒナが出て来るのが遅いと心配していた。今年は駄目かもしれないな、とも云っていた。

 8月9日、斑鳩のTさんからお電話をいただいた。ヒナが2羽出ているよとのことでした。翌10日、我々としては早い時間に出かけた。9時頃到着。カメラマンの方おひとりだけおられた。ヒナ3羽だよといった。そういったあと早々に帰られた。後は鳥はじめてというカメラの方がおひとりと我々2人だけだった。ヒナ3羽よい所に出なかったが目が光っていた姿を何枚かとらえることが出来た。